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2019年3月 2日 (土)

悲しい宵節句、

今日は 私の悲しい日の一つ、
3/2は母の命日私の運命を変えた日でもある、

あの時、そう 学校で授業を受けていた、
用務員のおじさんが、
   OOさん、お母さんがなくなりました、すぐ帰って・・・

先生へのご挨拶もせずに夢中で飛び出した教室、何処をどうやって駆けたか・・・
隅田川沿いのD病院の一室、父が居た 叔母も居た、弟も居た
みんな泣いていた、弟だけは駆けまわってみんなどうして泣くの??と言っていた、

その日、ヤット飾った お雛様をすぐ片づける羽目に・・・
一つ 一つ、柔らかい紙で包んで箱に入れる、涙がポタポタ、悲しかった、辛かった、

我が家自慢の雛飾り、8段もあったの、ひなまつりに友達が集まってワイワイ ガヤガヤ、
それが例年の決まりであった  
   まぁちゃんちのお雛様が一番立派だねぇ・・・と言ってくれた、
ご馳走は母手作りの五目寿司であった、勿論評判は上々!
雛あられには小豆の甘納豆が入っていた、(
それで私は小豆が好きなんだろう
みんな美味しかった、

通夜の晩、イッパイ並んだ花輪に掲げてあった名入りの提灯の火が燃えて、
大騒ぎしたのも記憶の一つ
付き合いの広かった父の都合で 初七日に葬式であった、
葬式用の白い着物を着せられた私は ただ、泣いていた、

その翌日は家々を包むように大雪が降って驚いたのも記憶から外れない、
だって3月だもの・・・居合せた人が 
母が天国についた知らせに違いない・・・なんて言っていたっけ、

その時以来、私は目標のすべてを諦めることになった
あぁもしたい こうもしたかった・・そうする筈だった・・・
そのすべては無言のうちに私の手からこぼれて行った
父も叔母たちも何にも云わなかった、ただ悲しみだけが漲っていた、

宵節句には包みきれない思いが いつまでも続く・・・

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コメント

子供のころにお母さまを亡くされた悲しみは、いくつになっても癒されないですよね。

お雛祭りに重なるとなおさらですね。
どうぞお元気になられますように。

投稿: まゆクー | 2019年3月24日 (日) 01時52分

まゆさま
例年同じことをのせて お目障りでしょうが
私にとっては 忘れられないことの一つなんです 母の悪口をきかされたことありません、そのくらい立派で、色の白い母でした、髪の毛が多くて・・・

投稿: さえ | 2019年3月24日 (日) 11時43分

さえ様、

そんなに小さいころお母さまを亡くされていたのですね。
弟さんがまだよくわからず走り回っていたり、
直ぐにお雛様を一つ一つ紙で包んでしまったり。。とても悲しい思い出ですね。

語っていただきありがとうございます。
さえ様のお母さまなので、立派でとても素敵なお母さまでいらっしゃたこととわかります。

投稿: かおり | 2019年3月29日 (金) 01時09分

かおりさま
ご覧頂いて有難うございます
この歳になっても母は母、消えない悲しさです

投稿: さえ | 2019年3月29日 (金) 10時26分

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