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2014年6月29日 (日)

今朝の日曜美術館

東松照明と言う写真家の名前を初めて聞いた、 今朝の日曜美術館でのこと、
写真に関する記事を見つけると反射的に見てしまう私、
ご多聞にもれずこの度もその類いであった、

私がみたり聞いたりして来た写真家たちとは全く違ったその生きざまに底知れぬものを感じた、
私が撮ると言う事に関心があるのとは全く違ったもの、
どちらかと言うと 報道的な意味合いの深いものであったが、
ナレーションを聞きながら、そしてその当時の社会情勢を思うとき、
あの終戦後の 
痛ましい、みじめな、やり場のない、辛い生活を思わざるを得なかった
沖縄という特殊な環境の中で、張り巡らされた基地を囲む塀の威厳、隔絶、
   そうだわ、その頃は 外国並みだったんだものね

   沖縄へ行くには パスポートが必要だったんだものねぇ

しかし、映し出されたかずかずの写真の中には 今の時代でもハッとするような
景色があったり、波が、船が、飛びこむ子供たちが、飛び散る水しぶきは現在と
少しも変わらない ”遊び”の”アート”の世界であった、
そう考えるとき、写真と言うものは

見る側によって感じ方がそれぞれ違うと言う事、そして時代背景に大きく左右されると言う事、

一時間の放映中、交々の考えが巡って、悩みは果て無し の感、
勿論彼の作品の中にも花も、平和そうな景色も沢山あった
沖縄という場所柄、海、波の画も沢山見られた、
しかし、私達のそれとは全く違うものを感じるのは何故だろうか、
番組初めにみた彼の撮った基地の、あのはりめぐらされた   囲いの中の
言い知れぬ、辛さを 私が勝手に感じ取っていたせいかもしれない、

いろいろな見方があるだろうが
私は 楽しい、見る者に幸を感じさせるような穏やかなものを撮りたいと、
そういう社会であってほしいものと思っている

だって 私にとっては ”お楽しみ番組” だもの・・・

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コメント

写真にはいろんな力がありますね。

投稿: まゆクー | 2014年7月10日 (木) 04時11分

まゆさま
いろんなこと考えさせられた時間でした、
沖縄の海がきれいだったこと 思い出しましました、食べ物はあんまり~でしたが

投稿: さえ | 2014年7月10日 (木) 11時04分

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