« 2014年5月 | トップページ | 2014年7月 »

2014年6月29日 (日)

草木染め

日曜美術館で志村ふくみさんの草き染めの映像が流れてきた

人間国宝を頂くほどのお歳にもかかわらず お元気で 気品があって
肌艶の綺麗な事、俗人には見られない 心から滲み出てくるものに違いない、

草き染めの大好きな私は 庭仕事の後の息を弾ませてジッと見入った、

蓮糸があることを初めて知って今更のように我が身の無知を実感した、
どんな色に染められるんだろう??期待に胸が膨らむ、

茜色に染められて行くその美しさは筆舌に尽くしがたいものであった、
赤ではない、オレンジでもない、しかし強いて言えば赤なのだ
レンガ色が混じったようなその深い赤に魅せられておもわず
    ”いいなぁ・・・”
あの色は着られるかもしれない・・・着てみたい・
・・
と思いあがって・・・

カラスノエンドウなんて その辺にいくらでもあるのに お弟子さんを連れての
草むしり、無造作に摘んでただニコニコ歩く彼女は 人間国宝なんて肩書には
見えない素朴で だけど品のあるおばぁ様、(
と言っては罰が当たるかもしれないが

あの雑草がどんな色に染まるんだろうか??固唾を飲むように見守る私、
白い糸が甕の中へ沈められ、持ち上げられ、 どれほど繰り返されただろうか、
それはナント、薄い 薄い、微かな 薄緑、思ってもいなかった仕上がりの美しさに
ただ呆然と画面に見入るだけ、
だって 手が届かないもの、触れてみたい、手にとってみたい、
そんな欲望を嘲笑うように画面は終えんを告げる文字が流れ行った、

惜しまれる時間、もっと聞きたい、見たい、そんな気がする一時間足らず、
再放送を期待して、ヤットお茶に手をのばした、
ホッとして 何かいい事ありそうな気がする、日曜の朝だった、

| | コメント (2)

今朝の日曜美術館

東松照明と言う写真家の名前を初めて聞いた、 今朝の日曜美術館でのこと、
写真に関する記事を見つけると反射的に見てしまう私、
ご多聞にもれずこの度もその類いであった、

私がみたり聞いたりして来た写真家たちとは全く違ったその生きざまに底知れぬものを感じた、
私が撮ると言う事に関心があるのとは全く違ったもの、
どちらかと言うと 報道的な意味合いの深いものであったが、
ナレーションを聞きながら、そしてその当時の社会情勢を思うとき、
あの終戦後の 
痛ましい、みじめな、やり場のない、辛い生活を思わざるを得なかった
沖縄という特殊な環境の中で、張り巡らされた基地を囲む塀の威厳、隔絶、
   そうだわ、その頃は 外国並みだったんだものね

   沖縄へ行くには パスポートが必要だったんだものねぇ

しかし、映し出されたかずかずの写真の中には 今の時代でもハッとするような
景色があったり、波が、船が、飛びこむ子供たちが、飛び散る水しぶきは現在と
少しも変わらない ”遊び”の”アート”の世界であった、
そう考えるとき、写真と言うものは

見る側によって感じ方がそれぞれ違うと言う事、そして時代背景に大きく左右されると言う事、

一時間の放映中、交々の考えが巡って、悩みは果て無し の感、
勿論彼の作品の中にも花も、平和そうな景色も沢山あった
沖縄という場所柄、海、波の画も沢山見られた、
しかし、私達のそれとは全く違うものを感じるのは何故だろうか、
番組初めにみた彼の撮った基地の、あのはりめぐらされた   囲いの中の
言い知れぬ、辛さを 私が勝手に感じ取っていたせいかもしれない、

いろいろな見方があるだろうが
私は 楽しい、見る者に幸を感じさせるような穏やかなものを撮りたいと、
そういう社会であってほしいものと思っている

だって 私にとっては ”お楽しみ番組” だもの・・・

| | コメント (2)

2014年6月27日 (金)

鎌倉写真連盟展を拝見

鎌倉写真連盟展を拝見に

尊敬しているSeさんからご案内を頂き出かけた  ちょっとお洒落をして・・・

絽には早い六月、 紬の一重、浦野先生作の草き染めで 好きな着物の一つ、
紺、白の縦じまの間にかすかに見える紅の織線が 
目立たない様な、そうでない様な・・・、
帯は 京都で織って貰ったベージュ地にブルーの大小取り混ぜの十字絣、
亡くなったAさんが ”いいねぇ・・・”と目を細めてくれたのが私の自慢、
草履は銀座で買ったクロのトカゲ 鼻緒に紅が一筋、
控えめだけどおしゃれに決めて、(
自画自賛?)雨模様の空を気にしながらのお出かけ、
あぁ、誰か見てくれないかなぁ、わかってくれる人も遠くなってしまった

会場は連合展らしく 個性それぞれで傑作揃い
顔なじみの人の受賞作品が数点もあって、ご本人の喜びは言うまでもないだろうが
会長 Seさんのお人柄、指導力に今さらのように敬服、

個の展覧会だと とかくその指導者の個性に偏りがちだが、
連合となると 指導者によって作風が変わり見るものを楽しませてくれるのも
拝見する者にとっては二重の喜びであろう、


私には遠く及ばない世界を覗いて 羨ましいやら 恥ずかしいやら、
ご予定を慮って会場を後にした 
後ろ髪を引かれると言うのはこう云う事ではないだろうか との思いを抱きながら、

外はポツポツと雨が、足元を気にしながらバス停へ急いだ、
昼下がりの鎌倉は今日も 人、人、の波であった、

帰宅したら迎えてくれた百合・・・朝は開いていなかったのに・・・綺麗

Img_1642


| | コメント (2)

2014年6月22日 (日)

日曜美術館

日曜美術館に目がとまった

植田正治と言う写真家の記録であった 
鳥取砂丘で世界を魅了した写真家、と言うタイトルが物語る様に
あの広々とした砂丘に立つ人の姿、陰、帽子、空, 雲、
そのどれもが 素人の私には奇想天外と言うほかないものばかりであった
だって あの風紋をあえて撮らずに それでも鳥取砂丘のイメージは歴然
見るものを頷かせる技術に 少なからず興味を覚えた

説明する有名写真家の絶賛を浴びた数々の作品に驚かされた数十分、
拙い私が口をはさむ余地はないが
感激、感動、敬服、その表現に苦しむほどの傑作に酔いしれた瞬間、
私にはとても思いつかないであろう構図の数々、
最近 ともすると湿りかけている写真への思いがメラメラと燃え盛ってくるような 
衝撃的な時間であった、

ぼんやり過ごしてしまったかもしれない夜のひと時、
思いがけない衝撃に目が覚めた と言っても過言ではあるまい、

明日は気を取り直して、しゃんとしなくては・・・
あぁ、海が見たい、夕空が綺麗だろう、今日も海岸は賑わっていただろうか
思いは果てしなく・・・

| | コメント (2)

2014年6月18日 (水)

紫陽花ロード?

Img_1635 Img_1632
Img_1631


今の時季何処を歩いても
紫陽花のオンパレート
団地へ続くこの道も色とりどりの花の饗宴、
僅かな日々を精いっぱい彩って
道行く人々の目を楽しませてくれている
花の命よ、美しくあれ、
そしてちょっぴりでも永くね、

Img_1636 Img_1627 Img_1629








| | コメント (3)

2014年6月17日 (火)

新じゃが

Img_1625お隣から新じゃがを頂いた
  
うわ~っ、こんなに~紫玉ねぎも、
  あら、ニンニクまで、
  丁度よかったわ、ニンニクなかったの~

手放しで喜ぶ私、
ご丹精の作物を頂いて感激、

Naさんから
  もぎたてだよ~と    ニコニコ顔でトマトが届いた

皆さんからのご好意に囲まれての毎日、ただ感謝するばかり、
早速ポテトサラダを作ろう、赤いトマトの彩りが綺麗に違いない、

お昼は決定  ハイカラに洋食よ   

| | コメント (0)

三渓園

Dsc_9257Dsc_9270


やっとたどり着いた三渓園、

入園料を買おうと券売機の前に、
やら書いてあるのでよくみたら
市民で65歳以上は無料、
(あぁ市民じゃない だめだわ、残念!)
その下に障害者無料、やったぁ~!
手帳を見せると おひとりですか?ですって、
どうやら付添人も適用されるらしい、
今日初めて知ったサービスに驚きと感謝、
Dsc_9271
ちょうど見ごろとあってか 人 人 人、
カメラをかついだ人もちらほら、
お決まりの三重塔をパチリっ、
四季おりおり違う風情だが
今日は果たしてどう映るだろうか、
この辺に住んでいたころは 
雨も 雪もいとわず楽しんでいたのを
懐かしく思い出しながら池の周りをめぐる、
盛りには見えないが まだ蕾はイッパイ、
花柄摘みが施されていないからかもしれない、
自然のままをと思えば それもまたよしと言おうか、
いつも見かける水鳥が全然見えない、なぜだろう??
あっ そうかぁ 彼らは渡り鳥、
次の住み家へ帰ったんだろう、無事に飛んで行っただろうか、


Dsc_9260 Dsc_9263

Dsc_9276 Dsc_9274

Dsc_9278 Dsc_9289
此処へ来ると 息子にまつわる交々の思いが駆け巡る、彼女は元気だろうか、
母上はいかがだろうか、
ともすると湿りがちの心を奮い立たせるようにカメラを構える私、
紫も白も、どれもこれも美しい、薄い花びらが風に揺らいで・・・
それが魅力だものねぇ・・・

時の経つのも忘れた懐かしい町でのひと時、
命日の近い息子が 見ているかもしれない、そんな筈もないのに・・・

| | コメント (4)

2014年6月14日 (土)

枇杷が

Img_1623
うれしい 
房州から枇杷が届いた、
季節になると必ず送ってくれる好意に甘えながら感謝している
従兄のHI さんが存命中は ご近所へお配りするほど沢山いただいたものだが
ご子息の代になってからはそれは望めまい、
しかし、忘れずに届けてくれる心遣いには感謝 感謝である、
ソラマメと言い、枇杷と言い、忘れられない房州の味、
今年も季節の味を堪能できて幸せ、


仏壇に供えたそれは遠い、遠い、ところへ届く筈もないが・・・

| | コメント (2)

2014年6月12日 (木)

梅雨まっ盛り!

Img_1595_2梅雨本番か? 昨日から降り続く雨、ただ 静か~、
風はない、只降っているだけ、紫陽花に雨が優しい、


Img_1611_2 Img_1612_2

Img_1614_2 Img_1618_2
沙羅にも花がつき始め 白い小さな花びらも、透ける様にしっとり、
京都妙心寺のお庭にも白い
花が散り敷いているだろうか、

Img_1599 Img_1604_2
過ぎた日々が走馬灯のように駆け巡る
あの日も雨だった・・・

~~~~~~~

Om さんから 嬉しい頂きもの、
小川軒のレーズンウイッチチョコのショコラ、どちらも大好き、だからルンルン
小田急デパートに季節出店していたとか、そうそう、北海道のイカ飯まで、
貴女を思い出して買ってきたのよ~と 話す彼女の顔には笑みが溢れて・・・、
しばらくあわなかったので よもやま話で盛り上がる、
急な事でお返しのない私は
昨日つけたばかりの ラッキョウの甘酢漬け、新生姜の甘酢漬け、ちりめん山椒、
実山椒の塩漬けを 
少しばかり、その作り方の説明 と留まる事のないおしゃべり、

ふたりだけの秘密の道、近いうちにランチしましょうね、なんて
おばさん二人の食いしん坊の約束、夕闇が静かに迫っていた、
Img_1619



| | コメント (4)

2014年6月10日 (火)

今 でしょ!

ヤット鳥取産のラッキョウを見つけた
梅の実も揃った、新生姜も買ったし、じゃこも買った、これで良し

あっ、大変!ラッキョウはすぐにつけなくては芽が出ちゃうから、
こうしてはいられない!頑張らなくっちゃぁ 

 ”今 でしょ” 

庭師のお兄ちゃんから貰った梅の実、
あく抜きが済んで ゴミを払い、丁寧に拭いて すっかり水気をきらないと
カビの原因になると聞いた、アバウトな私は毎度 いい加減であったのを
悔いあらためて(?) 乾いたふきんでそ~っと扱う、
そうだったのかぁ あまりの違いにその大変さを実感、
焼酎をふりかけ、10%の塩をまぶして ビニールの袋に入れる、
この方法は テレビで聞いたばかりだが、失敗が無いそうだ、期待しよう、
我が家で採れた梅の実は梅シロップに

Img_1586_2

ついでラッキョウの甘酢付け、細かくて 柔らかそうだがシッカリしている、
さすが 鳥取産、泥をあらい 薄皮をむいて、白い肌が眩しい、
用意してある甘酢に漬ける、最後に蜂蜜を足してオーライ 

Img_1590_4
次は新生姜の甘酢付け、新生姜が目につくようになって数日もたった、
当世流行りの言葉で言えば”今でしょ” 時をたがえず買い込んで
これも取り寄せてある甘酢に漬けた、これでよし・・・と、

Img_1588_2
あっ、もうひとつ、 ちりめん山椒、
奮発してシラスでなくちりめんじゃこを買い、用意してある実山椒とたきこんだ
つまんでみると???今一?固いのだ、シラスで作りつけていたので
勝手が違うようだ、やっぱり、シラスにすればよかったぁ~~と後悔、
明日 買いなおして作りなおそう、ガッカリ、味はいいのに・・・後の祭り、

Img_1589_3
これで心がけている手土産がそろった、喜んで下さるだろうか・・・

 お昼ごはんも食べずにたち続けて いささか疲れた、一息入れて
そうそう 頂いた赤福があったっけ、
苦いお茶が美味しい、赤福は勿論Good ! 沁み込むように甘~い!

 テレビでは 徹子の部屋はとっくに終わって賑やかなニュース番組が
けたたましい笑いを投げていた、
朝10時ころからだから・・・何日分も働いた感じ!あぁ しんど 

| | コメント (4)

2014年6月 6日 (金)

実山椒

ヤッと 実山椒が入手した

思い立ったらすぐにと 下処理にかかった、
記憶をたどりながら枝から外したり、ゴミを拾ったり傷みをより分けたり、
これがなかなか大変で、京都から取り寄せるそれの高価なのも頷ける、
一時間ぐらいかかっただろうか 
よりわけたものを 塩で茹でてあくをぬく、
 何回水を取換えただろう、一つ摘んでみる、未だエゴイ、もう一度と・・・
そんな繰り返しでヤット出来上がり、後はおじゃこを待つばかり

どうか質の良いじゃこが手に入りますように・・・天気次第かも、
食いしん坊の願いはただ一つ、美味しく出来上がりますように


Img_1579 Img_1580





| | コメント (0)

2014年6月 4日 (水)

美央柳

Dsc_9235バラの盛りも過ぎて毎日の花柄摘みが忙しい、
Dsc_9240

そろそろ紫陽花の季節か、
愛着のある 美央柳がちらほら咲きだして
庭へ出るのが楽しみになった、
2,3日たつと多分もっと綺麗になるであろう、
Dsc_9249

たおやかに黄色い花びらを風に任せて
ゆ~ら、ゆら
、~~

紫陽花はまだまだ、
咲き誇るまでにはもう少し時間がかかりそうだ、

Dsc_9254_2  Dsc_9233_2

Dsc_9245_2













  








| | コメント (2)

2014年6月 1日 (日)

お菓子を

昨日の煩わしさを引きずって 憂鬱な日、
疲れが残っているせいだろうか、
何処か悪いのではなかろうか、
悩みははて無しか、
陽も西に傾いて お腹もそろそろ空いてきたようだ、
冷蔵庫の在庫でなにが出来るだろうか
手のかからない献立を考えるが いい考えが浮かばない、

そんな時、 ピンポーン!出てみたらIwさんが元気~?
昨日からの事をしゃべって 息も切れ切れ、
ただならぬ様子に驚くIw さんねて寝て、と
好きそうなもの買って来たのよ おやつにしてね
何かあったら電話  してね

早々に帰っていく彼女の後姿に三拝九拝、
ほしかったトマトが嬉しい、夕飯に使わせ貰おう、
プリンはお食後にしよう

思わぬおくりものに、買い物にも出にくかった時だけに格別嬉しい!
持つべきものは友達! そうね、そうね、そうに違いないわ、


Img_1571

| | コメント (4)

« 2014年5月 | トップページ | 2014年7月 »