嬉しい便り
白い角封筒にこの頃にしては珍しい手書きのしかも達筆で
あら、どなたからかしら?幼馴染からの頼りであった、
菊のご紋章のついたその封筒に???慌てて封を切る
何年も逢っていないけど 決して忘れる事のない幼馴染、
改まったそれは 勲章を頂いたとの知らせであった、
えっ、勲章、勲章って偉い人が貰うんでしょ?
こんな身近にそんな人がいるなんて・・・俄かには信じられない、まるで夢のよう
とりあえず 電話をしなくては、
昔のままの彼の声、いかにも坊ちゃまらしい のんびりした声、
懐かしくて、嬉しくって、わけもなく涙が頬を伝わって・・・
ご両親や、お兄様たちがご存命だったらどんなにかお喜びであったろうに、
その昔、逢えばただ 嬉しくて 幸せで なんと言う事もなく過ごしていたおりおり、
その町では有志であった大地主の坊ちゃまが我が家へ来ると父はニコニコしながらも
緊張しているのが私にもよく解った、
我が家はその後、父の死、横浜への移転、と運命に翻弄されて・・・現在は
私は思いもかけず寂しい独り暮らし、
電話の向こうの彼の声に往時を思い出し、しばし時を忘れる、
近々のうちに 逢いましょう、川甚のウナギでね、と
二人で笑いあい、喜びあったちょっとの時間、
今日はいい事あったわ、 祝いのばしの一こまかしら?
今年の誕生日は思いがけない喜びが飛び込んできた、この一年頑張ろう、
幸せをかみしめ、願って・・・生きていてよかった~
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コメント
さえさま
幼馴染の方からのうれしいお便り。
勲章を頂かれたなんて、すごいですねぇ。
懐かしい方とのうれしいお電話。
いいですねぇ!素敵なひと時でしたね(*^_^*)
またお話お聞かせくださいね。
投稿: keichan | 2014年4月19日 (土) 22時45分
keichanさま
あわてて ちがった場所にご返信さしあげて、ごめんなさい、
うっかりママさんの本領発揮、
”祝いのばし”って適当な言葉ですねぇ
あるえらいさんから教わりました。
祝い事は先送りしてもいいが不祝儀は送れないように だそうです、
失礼お許しを
投稿: さえ | 2014年4月20日 (日) 09時23分
幼なじみが叙勲なんてことがあるんですね。
菊のシールは、叙勲と関係あるんですか?
投稿: まゆクー | 2014年4月21日 (月) 01時26分
まゆさま
解りません、会った時聞いてみます、
本文にも菊が刷り込んでありました、
数年前に一度お断りしたそうですが この度は息子さんがお受けしてしまったと聞きました、彼もそんな歳になったかと万感の思いです
でもおめでたい!
投稿: さえ | 2014年4月21日 (月) 08時57分