村上華岳
日曜美術館で村上華岳を見た
華岳の仏画には 以前から他の人の仏画にはない何かを感じている私だが
今朝改めてその言い知れぬ 神秘さ、なまめかしさを感じた。
他の仏画にはないリアルさ、しかし踏み外していない神々しさ、優しさ、
見るものを引きつけてやまない魅力をあらためて感じた時間であった。
六甲に住んだ当時に描かれた山並み、木々の写実的な美しさ、迫力を
身に沁む思いでみた、
なぜなら その構図からは現代の写真にみるような現代的な息吹さえ感じたからである
菩提樹に囲まれた釈迦像からは 他には見ない 優しさ 艶めかしささえ感じた。
それは幼い頃、故あって両親のもとを離れざるを得なかったことへの思慕が現われているのかもしれないと解説者の弁、そうかもしれない 殊に母親への子の思いは言い知れぬものがあったであろうから・・・
絶筆となった牡丹の妖艶ともいえる美しさに彼の執念さえ感じるのは
私だけであろうか、
その前夜まで加筆の準備をしていたとか・・・
ここにもエンドレスの芸術の世界が・・・
芸術性の豊かさを味わった一時間であった。
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コメント
しゃれっと さま、
久しぶりにメールをします。いつも拝読はさせて頂いていますが。日曜美術館はいつも見ています。
今回・・村上華岳の人柄が良く出ていて、また絵も素晴らしかったですね!
(最近は画面でも良く見えますから)
たまたま6/4から3泊で京都に行きますので
八坂の近くの美術館ですので、坪庭も素晴らしいと思いましたし、行ってくる積りです。
~~また。・・・ばうむ・・・
投稿: ・・・ばうむ・・・ | 2012年5月14日 (月) 11時00分
ばうむさま
ほんとに久しぶり!お元気でしたか、
京都へ?知人の一人も今日京都へいきました、
華岳見てくるとはりきっていました、いいものはいつ見てもいい、そして見た者の宝になりますものね、お気をつけて行っていらしてください、新緑の京都大好きな季節の一つです、紅葉の新緑が素晴らしい、メールありがとう。
投稿: furufuru | 2012年5月14日 (月) 19時16分