うねり
東日本大震災の復興を願う朗読会に招かれた。
あの想像を絶する津波、家を、田畑を、車を、命さえも奪っていった
忌わしい日であったのに まるで つい昨日の事のようにも思える、
だが 時は容赦なく過ぎて早くも一年が過ぎてしまった、
岩手に住むある女性の書かれた”うねり”と題する詩の朗読であった、
さりげない 短い言葉の中に切ない悲しみが隠されていて涙なしには
いられなかった。
私たちは 異常気象や、物価の高騰を嘆いたりしているが
現地の人たちのご苦労はさぞやと思われ、それらをなす術もなく
傍観している自分が 歯痒く腹立たしく 心がさいなまれる思いであった、
こうして、こんなことをしていていいのだろうか、
もっと役立つ事はないのだろうか、と心がかきむしられるようであった。
2時46分、テレビ中継に合わせて黙とう、静かに時が流れて・・・誰の胸にも
悲しみ、怒り、慰め、が駆け巡った事だろう、私がそうであったように・・・
今まで参加したどの会にもない 感慨を胸に会場に別れを告げた。
陽ざしはあるが まだ寒い、かの地は今日も雪とか、せめて暖かい陽ざしだけでも
届けられないものか・・・何の慰めにもならない、無力な自分が情けない、
(自分の文才のなさに表現力の鈍さに 一時はUPするのをためらったが
下手でも 言葉足らずでもいい 正直な思いをとどめて置いた方が
自分に正直なのではないかと思いなおしてUPしてしまった)
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コメント
私達にできることは限られてますもんね。
でもこうして発信するのは大事だと思います。
投稿: まゆクー | 2012年3月18日 (日) 00時14分
まゆさま
しーんと鎮まりかえるようなあつまりでした、
投稿: furufuru | 2012年3月18日 (日) 16時20分