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2012年3月18日 (日)

訃報

杉岡華邨先生が亡くなられた、3月3日の事であった、と。

ずっとずっと昔の事、宮崎の合宿で、奈良の合宿で、門人たちを優しく包んでくださったあの笑顔が、お言葉が思い出されて熱いものがこみあげてきた。
合宿で夕飯の時、“わらびの里”の山椒ちりめんの大きな袋をお持ちくださったのも
懐かしい思い出。そんな思いやりのある先生であった。
書には厳しかったけれど心の温かい優しいお人柄であった。

師が書に接する時、神々しいばかりの純粋さを感じるのは私だけではあるまい、
今となっては 先生ご執筆の数冊の源氏物語にかかわる書籍に、書に、私はその面影を忍び、もう増える事のない宝物に限りない愛着を持つのである。

無学な私が源氏物語に興味を覚えるようになったのは 師のそれにかかわる書籍に接してからであったのも、私にとっては嬉しく、有り難く、誇りにさえおもえる関わりである。
源氏を読破するのに10年の歳月を費やしたのも 書の道での様々な苦労も、年月も今となっては再び得られなくなってしまった私の宝物である、

後年私は体調を崩して師のご指導を直接受ける事は出来なくなったが
読売展、日展などご活躍の場でのおめもじは何度かあって 陰ながらご健在を
お喜び申し上げていたが、ご入院中とは知らずにこの訃報も遅れて知った始末、
ご無沙汰を、失礼を、恥ずるばかりである、

昔から ”彼岸の月に逝く人は後生がいい”と聞く、

折しも彼岸、再びおめもじ叶わぬ師のご冥福を心からお祈りしたい。合掌。

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                    3/4.・3/15の読売新聞の記事

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コメント

書から離れて長い年月がたっているのと無学ですのでかな書の第一人者杉岡先生のお名前
初めて知りました。
勉強になりました。。。

投稿: ふーこ | 2012年3月18日 (日) 20時47分

ふー子様
書はなんびとも認めるところでしょうが
お人柄が素晴らしい方でした、
短い間でしたが ご指導いただいたこと、感謝しているのはもちろんですが 誇りにさえ思っています。その頃のことを思うと幸せだったなぁと思います。

投稿: furufuru | 2012年3月18日 (日) 21時45分

大切な方の訃報はお辛いですね。

でも出会えたことが幸せなんでしょうね。

投稿: まゆクー | 2012年3月19日 (月) 00時23分

まゆさま
永遠の別れって辛いものですね
尊敬し、お慕いしていた方であれば余計に思いが募ります、頂いたご教訓を改めて心の中でひも解いています、ご縁のあったことを幸せにも誇りにも思っています、

投稿: furufuru | 2012年3月19日 (月) 07時24分

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