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2011年9月26日 (月)

彼岸も終わり

    この子の可愛さ限りなし 天にたとえて 星の数
     山じゃ 木の数 萱の数 七里ガ浜では 砂の数

こんな言葉を書いてくれたA・hさん、
子供のいないAさん夫妻は 息子を我が子のように可愛がってくれた。

息子の弾くピアノの音に笑顔で拍手を贈って励ましてくれたり、
旅先からは必ず息子にとお土産を届けてくれたりした、
カレーライスを作ると(
息子はカレーライスが好物であった
必ず私たち親子を呼んでくれたりもした。

ご商売がら季節ごとに作る 手染めの風呂敷や 手拭いの趣は
上品であったり、時にはおしゃれであったりして
私達仲良し仲間はいつも楽しみにしていたものだ。

年の暮も押し詰まったある日、   
     
     クリスマスには何が欲しい?   なんて言われると息子はすかさず
     カメラ!
その頃 写真クラブに入っていた息子は私にねだっていた

驚いた私は 慌てて息子をたしなめた。(それはあまりにも高価だったので)
そんなやり取りが当たり前のようなつき合いであった。 

それから間もなく
     
     これはどうだろう?     と言って

見せてくれたのは 藍の手拭いに染められた さきの言葉であった。
それが 私が手にした 彼の創作染めの最後になろうとは・・・

あれから何年経っただろうか、 
私が住み慣れた横浜を離れて ここ七里ガ浜近くに住む事になろうとは・・・
誰が知っていただろう? 彼にはそんな予感があったのだろうか?

今年の彼岸も終わろうとしている、
カメラは買って貰えただろうか?今年はどんな染めができただろうか?

時の流れは早く 思い出はゆっくりと・・・いつまでも消えない。

雨の鎌倉霊園は人影も少なく、周りはすっかり霧に包まれて
線香の煙だけが静かに立ち上がっていった。

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コメント

墓石に愛があふれていますね。

そしてきれいなデザインですね。

お彼岸の憂いにみちた霊園ですね。

投稿: まゆクー | 2011年9月27日 (火) 01時52分

まゆさま
例年初日に行くことにしていましたが
体調が悪かったり、山下公園があったりで
ついに 最後の日になってしまい、あの子が
待っていただろうにと。
でも 大発見、バスも霊園内も好いていました、入りの日はとても大変なんですよ、園内の循環バスも満員ですし、これからは終わりの日にしょうかなぁ、
帰りの公園でぎんなんを拾ってきました、
雨に行ったからご利益かしら・・・

投稿: furufuru | 2011年9月27日 (火) 07時53分

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