酔芙蓉が咲き始めて何日たつだろう、
体調の悪さを言い訳のように何かと先送りしてしまう自分を反省しつつ
今日こそは と
芙蓉に目を向けた。
彼女たちは相変わらず白く、優しく微笑んで、・・・
朝九時であ
った。
秋とは名ばかり 汗ばむような陽ざしを恨めしく思いながら・・・お昼ごろになった、
ほろ酔いを思わせる ピンクの花びらが秋の陽にはえて、乙
女心を思わせる、
心なしか秋風を感じて・・・4時になってしまった
彼女たちはいかがかな? と、
すっかり酔いが回って桃色を増した花びらは秋の風に身を任せていた。
あ~らぁ もう酔ったの 
誰にともなく呟いて
今年も酔芙蓉の揺れる花びらに乾杯。
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