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2011年1月 2日 (日)

ヒューマンドキュメンタリー

偶然 染色家志村ふくみさんのヒユーマンドキュメンタリーを見た、

白い絹糸に沁みこむように やんわりと染まっていく静かな流れの中
見守る人たちの緊張が(勿論ふくみさんもだが)
テレビを見ているものにさえ伝わってくるのは何故だろう?
自然から受ける美しさへの敬意だろうか 期待だろうか はたまた恩恵だろうか 

ドングリが 玉ねぎの皮が、冬なのにヨモギなどから、美しい色に染まっていく不思議、
赤だったり、薄緑だったり、うす茶色だったり・・・
想像もつかない色、色、色、
それも湯加減によって 色の出方が違うという不思議、
だからこそ 織り上げた時のグラデーションの美しさ
不思議と不思議が織りなす美しい不思議の魔術と言えようか 

最後に見せられた”砂漠”と題する一枚は飛びつきたくなるような色具合であった、
(お金があったらなぁ、あの帯でドンピシャなんだけど~~)
出来ることなら一度 手を通して見たい逸品であった。(夢としか言えないが・・)

それにしても ふくみさんの肌のしっとり感、、銀色に光るおぐしを何気なく束ねて・・・
さりげなく上品な たたずまい、透き通るように綺麗なその声には
(決してお若くはないのに)
一つ事を成し遂げた者の持つ気品さえ感じ、その美しさに酔いしれた時間であった。

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コメント

残念!見ませんでしたがfurufuru
さんの文面から志村ふくみさんの仕事へ向かう姿勢が伝わって来るようです。
植物から生まれた染色生地想像するも靄がかかった様で思い浮かびませんね。
一つの事を成し遂げたかたはやはり違いますね。   再放送があったら是非見てみたいものです。

投稿: ふーこ | 2011年1月13日 (木) 20時50分

ふー子さんへ
草木染めに興味がおありでしたの?
知っていたらお知らせしたのに・・・残念、
彼女の作品には以前から興味があったので釘ずけになった一時間でした、素敵な人でしたよ、お嬢さんがともに携わっておられるようで・・・まだまだ楽しめそうです、
おり上げられた作品の 控えめな色遣いが魅力、残念ながら買えないけど・・・

投稿: furufuru | 2011年1月14日 (金) 21時09分

素敵な方がいらっしゃるんですね。

芸術家としてだけではなく、人間としてもステキ

投稿: まゆクー | 2011年1月15日 (土) 00時30分

まゆさま
彼女の芸術性には以前から傾倒していましたがこのドキュメントをみて納得しました、
芸術館でも展示会やったことあったんですよ、とても素敵でした、いいものをつくりだす人にはそれなりに備わったものがあるんですねぇ、あやかりたいものです、

投稿: furufuru | 2011年1月15日 (土) 19時47分

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