夕暮れの浜
浜は花火を見ようと集まった人々で賑わっていた。
私も昼の暑さが薄らいできた夕暮れに ほっとしながら灯篭流しが見たくてキョロキョロ。やがてアナウンス、一基3000円で灯篭流しに参加してください、紙切れだけなら500円です。町内会の人とおぼしき人たちがなれぬ手つきであれこれ大忙し。
縁日で物を売るような味気ないそのやり取りに意気込んでいた思いはすっと消えて・・・期待はずれの空虚さが・・・???
先年、京都保津川河口でのそれはいかにも盆の行事らしく それぞれが灯篭に自分の思う人の戒名をかき、お坊さんがもっともらしくお経をあげてから水に流してくれた。千円であった、私は勿論息子の戒名を書いて心からみ送ったものだ。
波間に揺れる灯篭にはそれぞれが書いた文字が滲んで静かに静かにあの世へ行く風情であった
土地柄であろうか あまりにも違うその風景にただ唖然として立ちすくむ私
雲の多い夕方の空に一日の務めを終えたかのように陽
が沈んでいく。
夕日は綺麗な輝きであたりをつつんで・・・
夕焼けは何時見ても美しい。せめてもの救いであった
| 固定リンク
« 夕暮れ時 | トップページ | トラベルケース? »
コメント
灯篭流しがこの辺りにもあるんですね。
確かに京都のとはかなり違う感じですね。どうせならしめやかにやってほしいですね。
投稿: まゆクー | 2010年8月 7日 (土) 00時47分
まゆさま
この辺のは観光向けなんですねぇ、
それ以上を望むのは無理なのかも知れません
保津川のは心に浸みこむような いつまでも心に残る感じでした。
投稿: furufuru | 2010年8月 7日 (土) 22時29分