認知症の講話
グリーンライフ湘南で元藤沢市民病院院長の柏木先生から認知症についての講話があった。78歳というお年にはとても見えない若々しいご容貌にまず驚かされた。
まず認知症であるかどうかを早く認識することが大事。
日常では
◎ 物忘れ~名前、場所、月日、等(良い、悪 いがある)
◎ 失見当識~駅からどうやってここへ来たか が不明? 等
◎ 真面目人間ほどかかりやすい、(取り繕い 現象が多い)
◎ おなじことを20分、30分位の間隔で繰り 返す(軽度記憶障害)
そん事が見えたら”物忘れ外来”へ行きCT,MRI,の検査を。
人間には海馬周辺の大脳にアミロイドがたまるといけないそうで
アミロイドイメージング(MCI)という検査で認知症を見分けることが
出来るそうだがあと2,3年はかかるだろう・・と。
なってしまったら心情として最後まで手元で家族と共にという希望は解かるがなってしまったら素人では無理が多すぎるのでまず不可能、プロの手を借りるのがベターと。
予防するには
◎ 魚、野菜、豆(ことに大豆)を多く食べる、
◎ 血流をよくする、
寝た状態から比べると直立に立つと16%増、歩くと30%増、
◎ 前頭葉の血流をよくすること
異性に興味を持つのはよろしい(くすくす笑い)
大きく声を出す(新聞を大声で読む)
◎ 五感を養う(見、聞、味,香、触感)
◎ くよくよしないこと(慢性的な苦痛を感じ続けると海馬が衰える)
最後に ”遊び心を持ち日々を楽しく暮らすように”とのお言葉を頂く。
お立場上から体験された事実に笑いを交えながらの話には思わず引き込まれてしまうほどの真実味があって、有意義な時間であった。
開業しておられればすぐにでも患者になりたいほど魅力的なお人柄とお見受けした。
其の後施設内を見学させていただき、清潔な、穏やかな様子に巷でささやかれれるこぼれ話に疑問を持つほどの楽園的な雰囲気であった。入所者はどんな思いでいるのだろうか?
明日は我が身と思いながらの数時間、平成21年の”昭和の日”という記念すべき日の有意義なひと時であった。
グリーンライフの関わってくださった方々、いろいろ有り難う、皆さんのご努力を肌で感じた一日でした、これからのご発展を祈りつつあなた方のご努力が報われる社会が来ることを願ってやみません。
最後にお話を聞きながらの走り書きのメモ、聞き違い、間違いがあったらお許しを。
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