鋏よ鋏!
鋏よ鋏!
胸につかえたような妙な気持ちで起き出す気にもなれない、鋏が気になって。
だけど、どうして? 何処かにあるに違いないそれほど広い所でもあるまいしと
雲隠れした鋏が脳裏から離れない、
よ~し、もう一度探してみようと庭の隅々まで落ち葉掃き
(もうこんなにたまってぇ・・)やっぱりない、
あるはずのない隅々までかきまくっても やっぱり~ない。
あきらめかけて枝折り戸を閉めようとした私の足元に、
あれっ!鋏?鋏?どうしてここに
昨日あんなに見たのに・・・どうして?どうして?こんな所にあったの?
拾い上げて泥だらけのそれをしげしげと見る、
何度も私が踏みつけたらしい黒光りするその刃物は泥だらけになって私の手のひらにいとおしむ様に泥を払いながらごめんね、あんなところに居たのネ、
水をかけてやっ本来の黒光りに戻った鋏。
気を取り直し さぁ!やらなくてはと昨日のテレビを思い出しながら
パチン!パチン!鋏の音が気持ちいい。
長い枝を誘引しながら よかったぁ、よかったぁ、鼻歌まじりに事が運ぶ。
どのくらい経っただろうかコーヒー
が飲みたくなった、思いの叶った満足感に浸りながらすっきりした枝を見てにっこり。
梅ノ木に雀が2羽チュッ!チュッ!チュッ!おぉ寒い!
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コメント
私もあります。そういうこと・・・
そこを見たはずなのに~って・・・
不思議ですよね。
投稿: まゆクー | 2009年1月27日 (火) 15時59分
よかったぁ~私だけでなくて・・・
投稿: furufuru | 2009年1月27日 (火) 20時23分